佐貫 巧

ギャラリートリニティ所属作家、佐貫さんのアトリエを訪ね、リキテックスプライムの描き心地や作品に対する思いなどを語ってもらいました。

佐貫 巧

佐貫巧


GALLERY TRINITY
ギャラリートリニティ所属作家
http://www.g-trinity.com/artist/sanukitakumi.html

  • 佐貫 巧 Sanuki Takumi
  • 自然界の様々な事象、雲や鳥や木の形からインスピレーションを受け、 脳裏に蓄積したそれらの「かたち」をもとに平面、立体、インスタレーションを制作しています。 断定的なイメージを強要するのではなく、観る者と呼応して現れる「かたち」が 生活の中の記憶と密接に関わり、親しみのあるものとして認識してもらえるような作品を目指しています。

プロフィール

1982年
静岡県生まれ
2007年
多摩美術大学美術学部油画専攻卒業
2009年
東京藝術大学大学院修士課程油画専攻修了

活動履歴

主な個展

2009年
「新作展」GALLERY TRINITY(東京)
「Quiet BLUE」 ギャラリー十夢(静岡)
2008年
「BLUESCAPE」 Gallery ART UNLIMITED (東京)
「BLUE×SOLID」アート&カフェこぐま(東京)
2007年
「BLUE×BLUE」トーキョーワンダーサイト本郷 (東京)
2006年
「POWDER BLUE」鑓水青年美術館(東京)

主なグループ展

2010年
「Non-site Memory」市田邸(東京)
「A NEW NORMAL」アキバタマビ21(東京)
2009年
「東京コンテンポラリーアートフェア2009」東京美術倶楽部(東京)
「アラカルト ふなばし現代アート展」 船橋市民ギャラリー(千葉)
2008年
unbleached展 Vol.4/GALLERY TRINITY[東京・六本木]
「the work little toy」 Gallery エビスヤ(静岡)
2007年
「TWS Art cafe extension!!」 トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
「Via Art 2007」 シンワアートミュージアム銀座 (東京)
「YJP1 今、絵画を描くということ」 Gallery ART UNLIMITED (東京)
「AOYAMA ART JUNCTION 2007」 スターバックスコーヒー南青山2丁目店 (東京)

受賞

2006年
「トーキョーワンダーウォール公募2006」入選 東京都現代美術館

作家インタビュー

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Q.リキテックス プライムの発色について、気づいたことはありますか
佐貫巧 QA1従来のものと比べると、発色がすごく良いと思っています。透明度がすごく高くて発色が良いので、薄塗りをする人に適している絵具だと思います。
Q.リキテックス プライムの乾燥による色の変化について、感じたことはありますか
まず樹脂粘土で立体を作ってから制作しているんですけど、今回、そこに色を混ぜるという試みをしてみました。 練り込んで乾燥した後の樹脂粘土と、その横に置いた絵具の色が全く変わらなくて、(完成後の色が)想像しやすいです。
Q.リキテックス プライムを混色していて、気づいたことはありますか
薄塗りを重ねて、画面上で混色されて色を作って行くんですけど、その際、 従来のものだと塗り重ねて行く段階で結構くすみが出て、一回ベージュで全部消しちゃう、 という作業を何回もやりながら制作していました。 けど、今回は支障がなく一発で決まったので、混色がすごく良いと思います。
Q.リキテックス プライムの使用感について、気づいたことがあれば教えてください
佐貫巧 QA2薄塗りする制作に適していると思います。 透明度が高いので、厚く塗る時には何回も塗り重ねないといけないんですけど、 その段階でもきれいな色が出てくるので、厚塗りでも薄塗りでも、両方行ける絵具だと思います。
Q.リキテックス プライムと今迄使っていた絵具と比べ、完成後の質感に違いはありますか
佐貫巧 QA3 従来のものと比べるとくすみが感じられなかったので、 完成後のクオリティがすごく上がっていると思います。
Q.リキテックス プライムは、どの様な場面で特長を生かせる絵具だと思いますか
レベルの高い薄塗りをしている人に適している絵具だと思います。
Q.普段扱っている画材について、教えて下さい。
絵具は、アクリルと油絵具を使っています。 支持体は大体キャンバスが多いんですけど、パネルに綿布を張ったものとか 立体を作ったものに着彩する、という形で制作しています。
立体の素材は、樹脂粘土が保存が効いて扱い易い素材なので、普段から使っています。 今は二次元に起こしたものを三次元にする段階で、流木とか自然にあるものを利用して 着彩して、という形を取っています。
Q.作品のコンセプトについて、教えて下さい。
佐貫巧 QA4 こういう立体(※画像右)を日記代わりに作っているんですけど、 その時に思ったこととか見たものとかを想像して、毎日作っています。 立体を作って絵に起こす、という作業にリアリティを感じています。 自分の中ではこれを子供の様に感じていて、この立体をモチーフに絵を描いています。
「これは何々ですよ」と決まったもの、規制のものに例えるのではなく、 見る人が自分の今迄見て来た思い出とかと繋ぎ合わせて、 何かの形に繋がって行くという…もう一度形に関して元に戻って考える、 という気持ちを持ってもらえればなあ、と思って制作しています。 自然のものからインスピレーションを感じて制作しているので、有機的なものだったり、 胎児とか生々しい人の形だったり、骨だったり、そういう形を意識して作っています。
Q.色に対するこだわりについて、教えて下さい。
佐貫巧 QA5 「パウダーブルー」という、自分で作った色を最初に下地に使っているんですけど、その色や青は好きです。 あとはベージュと、この3色(※画像右)がよく使う色で、紫とか原色系の色はあまり使わないです。 何でもホワイトを混ぜて、淡い色を好んで使っています。
Q.技法に対するこだわりについて、教えて下さい。
普段薄塗りで描いているんですけど、筆跡が残ることで痕跡を残したり、というのが好きじゃなくて。 たっぷり水を使って薄く描いて、それで積み重なって出て来る色というのが自分の中の色だと思っていて、拘って描いています。
重ねて行く段階で飽和状態になった時に、やっと自分の色ができるという感じで。 その時に「この色だ」というものはなくて、描いている内にだんだん形もできてきますね。
Q.道具に対するこだわりについて、教えて下さい。
水彩(アクリル絵具)の時はよく水を含んで、絵具がしっかり乗る、やわらかい筆を好んで使っています。